解体病棟 (ホラーフェス:映画) 

POINT:- いいかんぢでB級
あらすじ:
若者がドライブしたらなんか跳ねた。しばらくすると救急車っぽいのがやってきて、跳ねたと思しきヲッサンをえらい乱暴な手つきで収納する。「僕らは病院の者なんだが、君らも診察をうけたほうがいい」、とかいわれてついてっちゃう。
監督:アダム・ギーラッシュ キャスト: ロバート・パトリック、 ロバート・パトリック、ジェシカ・ロウンデス、ジャネット・ゴールドスタイン
ホラーフェス
流れとしては普通の流れで最後のほうもまあオーソドックス。タイトルからしてイカレ病院モノっていうこゆの好きな人には最初から最後までネタがわかってしまう感じではあるものの、なんか変な方向で笑える。方向性としては白ドラ。怖いシーンで無駄に盛り上がってるときにシラっと肩透かしをするところは結構うまくて笑っちゃうんですが、総合としてなんかgdgdな感じではあるわな。まあなんつか今にも殺されそうになっとるのにパタンと隣の部屋から友人がでてきて素通りしたりとか、そういう白い空気の作り方がなかなかBグルで面白かったりする。っていうか行動パターンが普通の殺人鬼ものと違った方向でナナメ上なのかもしれない、これは完全ギャグなバタリアンとかとも違うなぁ。そうすると殺人鬼が実に普通のおかしな人間っぽいレベルで(化け物ではなく)描いているあたりが案外ゆる系スパイスになっているのやも。まあ結局とりたてて面白いわけではないんですが無駄にアートな方向がまざってたりとかなんかカオスい。怖さグロさ的にはホラーあんま見ない人がみると怖いかなあというホラーよく見る人にとってはまあよくある感じです。まあ痛そうっちゃ痛そうだけどシラけ具合がよい、「 あ・・ 」って感じで。でもまあホラーとしては普通。

狼の死刑宣告 (映画) 

POINT:★★ CMとちょっと雰囲気違う。
あらすじ:
社会的地位もあり、息子二人と妻とともに幸せな家庭生活を築いていたニックはある日立ち寄ったガソリンスタンドで若者の集団に息子を殺されてしまう。
監督:ジェームズ・ワン キャスト:ケヴィン・ベーコン、ジョン・グッドマン、ギャレット・ヘドランド、マット・オリアリーリー・ワネル
狼の死刑宣告公式
なんか予告編では主人公がはっちゃけるパニッシャーっぽいテイストでキレキレの映画だと思ってたんだけど、案外そうじゃなくて驚く。ぶっちゃけ2人の男が出てくるんだけど意外と双方向で面白かった。演出的にうまいと思ったのは冒頭で家族のファミリービデオ流すところで、ショートな感じで半生を流すのは感情移入に効果的なんだけど、うざくならない範囲で自然にするのは案外難しいのかもしれない。逆に残念だったのはそこまでキレキレじゃなかったところで、まあ中盤から後半にかけて結構キレてはいるんだけど二人を描いている分どこか一歩抑えてる感がしてラストが若干ぬるい印象になったのかも。多分描きたかったのは同じとか同じじゃないとかなんだけど、同じと描くにはそれほど同じ感を強調もせず、違うと描くにしてはポジが違いぎるという感じで最終的な印象としては若干ぼやけてしまったか。でもハードボイルドに徹しない一因はBGMにあって、なかなか斬新なあわせ方をしてて面白くはあった。それにしてもこのヲッサンよく走るなあ。ベーコンなんでこんな強いの?ベーコンだから?とりあえず腹がふよふよしててもワイルドなヲッサンってなかなかない。

ホワイトアウト (映画) 

POINT:★ 凄い地味。
あらすじ:
キャリーはとりたてて事件もない南極基地で連邦捜査官をしていた。そして極夜が間近に迫り、帰国者で慌しいある日、基地からとても歩いてはいけないようなところで死体が発見されたとの連絡が入る。
監督:ドミニク・セナ  キャスト:ケイト・ベッキンセイル、ガブリエル・マクト、コロンバス・ショート、トム・スケリット、アレックス・オロックリン
ホワイトアウト公式
最近ちょくちょく極夜ものがはやってるきがするんですが、これは南極の意味がないんじゃないかというレベルの普通のサスペンスです。特にヴァンパイアがでてくるわけでもなく、なんつかほんとに普通なんだ。南極基地の雰囲気がアメリカンなあたりのギャップは面白いっちゃ面白いんだけどいまいち南極っていう舞台設定が膨らまないところが少し残念ではある。そんななかで特にトリックもなく大方予想通りの展開で、まあ別に普通のサスペンスとしては地味にまったり話が展開する。南極っていう舞台設定はっちゃけてるのになんでこんなに真面目に面白みのないサスペンスをとるのか謎い部分はある。そんな中で唐突なのは結構グロい部分か。それがなぜかストーリー展開と全然関係ないグロさなので少し困惑。死体が出てくるんですがなんか無駄に死体グロい。リアルタイムで怪我して痛そうっていうんじゃなくてフツーに転がってる死体がグロっていうよくわからないパターンではあるんだけど、そこがなんかシュールでもあるがそれがまた面白さにはつながらず。表題のホワイトアウトもなんか使いどころを間違ってるんじゃないかっていうかんぢ。にもかかわらず★なのはなんかこの淡々としたシュールさが妙にウケタからなんですが、まあ取り立ててお勧めするほどではないと思われ。サスペンスとしてはそれなりに味があるが舞台設定と面白さを相殺してるとしか思えない。

劇場版 フランダースの犬 (BS) 1997年 

POINT:★★ 救われないところがいい。
劇場版 フランダースの犬劇場版 フランダースの犬
あらすじ:
おじいさんの家で牛乳配達をしていたネロはお金持ちの娘アロマと仲良くなる。ところがアロマの父はネロとアロマが身分違いと考え、二人の仲を引き裂こうとする。そんななか、教会でルーベンスにちなんだ絵画コンクールが開かれる。
監督:黒田昌郎
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なんつか結構シビアな映画です。ピュアなネロとアロマに対してなんとかうまくいかないか、と見てる側としては願うんだけれども結末はやはりご存知の通り。それでもなんとかなるんじゃないかとほのかな期待を抱かせる作品で、MPとかが可哀想すぎて子供に見せられないとか斜め上クレーム出すんじゃないかというほど切ない仕上がりになってます。でもシビアな部分はシビアで村人にハブられる様子とかネロの絵なんかより格段に上手い絵がコンクールに出てるとかなんだかもうダメなものはダメ(ネロの目の空ろさがホラーばりに異常)な感じの諦念が溢れてて、かえって何年かたったあとの描写が寒いくらいだ。全体的なイメージは可哀想だから救済とかいう現代っぽい話ではそもそもなくて、厳然とした格差がどうしようもないものとして描かれていて、本人たちは仲良くしたいとおもっていても社会がそれを容認しないとかいう厳しさを持ってる作品で今の子供はなおさら想像力欠如した大人とかもこの社会体系を理解できない人がいるんじゃないかと思わなくもない。そういう意味で異世界を描いているのだけど、それを子供にもわかりやすいよく知られたストーリーを面白く描いているという点で名作である。前の飼い主とかツナギのとってつけたような部分はあるけど全体的に統一感を感じる作品。

さまよう刃 (映画) 

POINT:★★ 重いー。
あらすじ:
長峰の娘の中学生の絵馬は家に帰ってこず、しばらくして死体で発見された。死因は薬物を投与されての急性心不全。犯人追跡の捜査本部が設けられたが、長峰に犯人の続報が入ってくることはなかった。そしてしばらくして、長峰の家に一通の電話があった。
監督:益子昌一 キャスト:寺尾聰、竹野内豊、伊東四朗、酒井美紀、山谷初男
さまよう刃公式
なんだか何から何まで重厚で重いんです。もともと重い話なんですが、寺尾聰が素晴らしく好演していてこれがすべてを引っ張っている印象である。重くさせてる要因はものごっつ重厚なBGMに一因がある気がするんですが、結構BGM音量大きい。中盤過ぎると重さがストーリーにあってくるのでそんなに気にならなくはなるんですが、当初はBGMのでかさが結構気になる。でもBGM以外の音の入れ方は結構こっていて、足音とかを故意に消したりとか雑音をわざといれたりとかそういう効果は渋くてすきかもしんない。どちらにしろ全体を通して映画を重くしようとする意気込みは感じる。さて、なんか寺尾聰全てっていう雰囲気の映画なんですが、それを中心に捜査側や犯人側の動きがいろいろ入っているんだけど、原作がどういう視点で描かれているのか凄く気になる部分。途中で結構長峰が話からアウトする部分があるんですが、その間があまり描かれていないせいか結構gdgdしてて、それから最後の大展開がちょっと唐突なんだけど、きっと原作にはその辺を埋めるシーンがあったんじゃないかと・・・思った(そのうち読んでみよう。振り返ってみると映画は時間が限られているせいもあるかもしれないが登場人物の背景がまったくといっていいほど描かれていなく、こういう心情に寄り添う系の映画としてはその辺が残念でもある。その辺で寺尾聰の演技力が全てを支えていた感があるのかもしんない。

生きものの記録 (BS) 1955年 

POINT:★ したいこと。
生きものの記録<普及版>生きものの記録<普及版>
あらすじ:
家庭裁判所に禁治産の審判が持ち込まれる。中島喜一は原水爆を恐れ、地下住宅を建築したりブラジルへ移住したりしようとしていたが、家族にとっては頭がおかしくなっているようにしか思えない。
監督:黒澤明 キャスト:三船敏郎、三好栄子、清水将夫、千秋実、青山京子
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喜一はそれまで頑張って仕事をして工場を建てるまでになっていたから、ブラジルにいくのも家を建てるのも不可能なことではない。しかし家族は現在の生活を変えたくなく、喜一の不安を鼻で笑う。たまたまテーマが原水爆ではあるのだけど、例えば暗闇に対して怖い時は電気をつけっぱなしにすればいいわけで、そういうレベルで可能なことで対処したいと思うのはごく自然なことだ。確かに暗闇は怖くても、つけっぱなしにする経済的余裕がなければあきらめてしまうし可能ならつけっぱにしとくだろう。逆につけっぱにできるのに我慢して暗闇で寝ることは、可能であるだけに多分耐え難い。そもそもたまたまそれが一般人の可処分所得で対応できる範囲を超えたとしても本人が可能なら本人の収入においてやるのは問題ないはずで、そういった点で自ら何の対処も出来なくなるというのはかなり絶望的な状況で、それでも何とかしようとした最後の結末が喜一の主張が認められればおきえなかった結末というあたり結構クル。そして喜一は家族の安全のために行動していて、家族は遺産が減るのを危惧している。全体的に静かな映画で、喜一以外の人を実に人間的に描いている部分がホラー的なのだけど、今からすれば原水爆は脅威ではないのだがこの映画が作られた前後で確か世界的に核廃絶の動きが盛り上がったりしたわけで、そういうのを勘案すると狂気と見られる事は後の世では案外普通だったり恐ろしいものと認知されたりするんだ。10年前の原爆を想起すると喜一の行動は笑えないし、数十年たってチェルノブイリ事故が起こったときにはまた笑えなくなるだろう、しかしそれからまた数十年たった今では喜一の行動はやはり常軌を逸してうつるのかもしれない。そういう面でその時代の常識っていうのはみんな当然と思ってもその一点にしかハイライトが当てられてないことが多い。

ナ・バ・テア (本) 森博嗣 

POINT:★ 好みは分かれそう。
ナ・バ・テア (中公文庫)ナ・バ・テア (中公文庫)
あらすじ:
戦闘機乗りの僕はティーチャのいる新しい基地に赴任した。ティーチャは皆が憧れるエースパイロットで、しかもキルドレではない大人の男だった。
森 博嗣
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スカイ・クロラシリーズの2作目で、クサナギスイトが主人公らしい。とはいってもクサナギはクサナギじゃないかもしれない、と色々森博嗣がやりそげなネタを考えながら読んでみたり。私の周りでは最初のスカイ・クロラより随分評判が悪いのですが結構面白かったと思うけどなぁ、スカイ・クロラほどドライじゃないからだろうか?戦闘シーンとかスカイ・クロラよりよっぽど感情的だった気がするけど。スカイ・クロラに引き続いて世界観はあまり明らかになってはいないのだけど、クサナギがものに執着する過程を描いてる作品なのかな。執着というのとはまた違うんだけれどもなんというか自分以外を視界においても大丈夫なようになっていく過程?妥協って自分で決定するものじゃなくてざらけた壁紙にインクが吸い込むような元通りにしえないもので、それについてもうどうしようもなくなったと気がつくこと的な描かれ方をしていて、多分それが大人なんだろう。そう考えるとティーチャの描かれ方が面白いんだけど、とりあえず表紙のイラストが気に入らない今日この頃。面白いかというと話の途中な感じ。

マーターズ (映画) 

POINT:★ なんつうか予想外。
あらすじ:
一人の少女が廃工場から逃げ出し保護される。その少女はひどい虐待を受けており、保護施設でも随分不安定だった。その少女リュシーと唯一仲良くなった少女アンナであるが、15年後自分を虐待した者を見つけたというリュシーからの呼び出しを受けて向かったある家では一家の死体が転がっていた。
監督:パスカル・ロジエ キャスト:ミレーヌ・ジャンパノイ、マルジャーナ・アラウィ、カトリーヌ・ベジャン
マーターズ公式
最初はサイコホラーものだと思っていたんですが、後半になって随分テイストが変わる。このかわりっぷりはディセント以来で、よもやこういう展開になるとは予想もしてなかった感じ。とりあえず予告編を見た限りではどう考えても思いつかない方向性な気がするんだけど、予告編みたいなグロさは実はほとんどないかも。痛そうではある気もするが血がでないのでグロい感じではなく、どっちかっていうといたたまれない感じかなぁ。まぁある意味凄い救われないっていうか欝い話なので欝映画が苦手な人はやめといたほうが無難かもしれない。見終わった後から考えると全体的な不条理感が案外条理なのはわかるんですが、とはいえいろんな意味で日本人的には受けないだろうなあと思われます。フランスとかであれば確かにセンセーショナルだった気はする。ともあれ地味な痛々しさの執拗な描き方は結構感服した。グロ描写を出さずに痛々しさとか恐れとかを出すっていうか、そう考えると子役まで案外芸達者だな。とりあえずグロ好きを喜ばせるような方向性ではない。

吸血少女対少女フランケン (映画) 

POINT:★★ うはー。
あらすじ:
最近転向してきた有角もなみにバレンタインにチョコをもらった水島ジュゴンは吸血鬼になってしまう。水島ジュゴンに惚れていた富良野けい子はいろいろあって人造人間のようなものに。
監督:友松直之・西村喜廣 キャスト:川村ゆきえ、斎藤工、乙黒えり、亀谷さやか、ジジ・ぶぅ
吸血少女対少女フランケン公式
まあストーリーはあってないようなもので女子高生同士が殺しあうみたいなそんな感じなんですが、斜め上っぷりが半端ない。普通多少はかっこよくしようとか普通の映画にしようとかホラーっぽくしようとかあるもんですが、エログロギャグ一直線です。ここまで突っ走ってると実にすがすがしいなぁ、好きな人にはど真ん中感。とりあえず実に無駄にグロいと逆に痛そうじゃないんですよね。オープニングからしてどことなくBなほうのタランティーノっぽい雰囲気をかもし出してる。津田寛治とかもぶっとんでてまともな登場人物がジュゴンくらいなあたりが面白いのかも。全然関係なさそうなヤマンバ部とかリスカ部も凄く斜め上な複線になってていい。というかこの複線の張り方は予想の斜め上です。ともあれまぁ、グロいのとは別にメイドだったり色々あるんでまぁ、こういうの好きな人にはお勧め。ロボゲイシャも気になるなぁ。

引き出しの中のラブレター (映画) 

POINT:- 印象薄。
あらすじ:
ラジオパーソナリティをしていた真生は恋人の海外赴任に伴って仕事をやめるか迷っていたが、言いたいことを言い出せずにいた。ある日北海道の青年から「笑わない祖父を笑わせたい」という手紙が届き、その方法をHPに募集することにする。
監督:三城真一 キャスト:常盤貴子、林遣都、中島知子、岩尾望、竹財輝之助、萩原聖人
引き出しの中のラブレター公式
この手の映画って年に1、2本ある感じがするんですが、どれもこれも印象に残らない。なんでだろうと考えてみたらこういうラジオものって視聴者からのお便りで成り立っているわけで、お便りとパーソナリティの個人的な話がまざってイマイチ緩急がつかずに印象がごっちゃになるんで1個の話としてのストーリーがまとまらないんじゃないかなぁ。ともあれ本作品はそもそも群像劇っぽい感じではあるんですが、こういうなまか感動モノの半端なタメがなんかだるい。なんで1カット1カットで静止するねん。多分45分くらいにスカッとまとめたほうがよかったんではなかろうかと思う。まあ設定もアンリアルでパーソナリティーが読者のところにやってくるとかなんか凄く気持ち悪いよね普通。全体的に「何がいいのか」というか登場人物の主張が説得的じゃないからだらだらゆるく感動の方向に流そうとしてる空気がちょっと辛い、というかあの同じことを考えているだろうという思い込みが気持ち悪いですぅ。常盤貴子の声はわりとよかったけど朗読向けではあってもパーソナリティ向けではないなぁと。

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