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もったいないキッチン  (2020年)

POINT:- 0円食堂っぽい。

あらすじ:
世の中にはたくさんの食品が食べられずに捨てられている。ダービドはそんな食材を活用するためにキッチンカーで日本をめぐる、ドキュメンタリー。
監督:ダービド・グロス
公式HP


もったいない精神で食品ロスをなくそう!という方向性には同意をするのだけど、なんとなく0円食堂と被って鉄腕DASHすごいなと思うわけなのです。ドキュメンタリーの本質って、普段気づかないようなテーマを深く掘り下げたりすることだと思うのだけれど、もったいない精神自体は日本人に割と根付いているので、このテーマであればこのテーマ一本で押すほうがおもしろかったのではないかなあ。またはもっと広げて食全般とか。基本的にフードロスの点は、廃棄食品が多くてもったいないからなんとかしましょう(ここを掘り下げてほしいような)、で終わっていて敵を作らない構成。なんとかする方向性はわかるのだけど、商店としては法律とかクレーマーとか万一の場合とか考えると現状では現実的ではないわけで、そこで活動家的主張をしてもどうしようもないと思うのです。残り半分は普段食べないものを食べよう(野草他)で、この辺もやる人は既にやっているし、正直フードロスを問題にしているのに新たな食材の発展性を説くのは少し方向性がずれているような気はする。とはいえ、食品利用についての新しい気づき等は色々あるので、SDGsが好きな方には面白いと思う。

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クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~ (2019年)

POINT:- 評判はいいらしい。

あらすじ:
家族OKの激安新婚旅行ツアーに家族で参加した野原一家。そこで謎の一族にひろしがさらわれてしまう。
監督:橋本昌和


ストーリーに意外性はないものの、普通にアニメ映画として面白い感じ。ちょっと昔のアニメのノリかも。無理に感動させたりしようとしてないところは結構いい。最後の手前までありえるようなストーリーで進んでいる(最初から宇宙人が出てきたりはしない)。評判はすごくいいらしいけど、愛的な話はちょっと苦手なので、家族愛好きな人は面白いと思う。お気楽に楽しめるし、きちんとアクションもあるので、飽きが来ない。インディージョーンズ愛にあふれていて、こういうオマージュを恐れないところは結構すきかも。ドレスの賠償どうしたんだろとか保険対応できるのかなとか本筋じゃないところが気になる。

讐 ~ADA~ 第二部 絶望篇 (2013年)

POINT:- しまった!第一部見てない!

あらすじ:
進学塾に入って雰囲気についていけずにハブられたので、復讐代行に頼んでとりあえず殺してみる(多分こういう話。
監督:白石晃士 キャスト:仙石みなみ、佐藤綾乃、相楽樹、村上東奈、泉妻万里


また前編も見ずにホラーの解決編を見てしまうをやってしまった。まあ、ものすごく面白いわけでもないけどなんとなく後味が悪い作品を量産する白石晃士監督なので、これはこれでよい、むしろ「凄く面白い」は期待していない。奥歯にものが挟まるような白石晃士監督が大好きです。さて、本編の話。復讐ものではあるんだけど、思ったより物理的な話だった。そして後半になればなるほど荒唐無稽になっていく、そして荒唐無稽の方向性もなんだかおかしい。でもくよくよしたり怯えたりっていう場面があんまりないのは湿っぽくなくていいのかも。やっぱり葛藤したりしないところがすっきりする原因なのかな。テンポ自体は悪くないといえば悪くない、私、悩まないので、っていう感じ。そんなこんなで最後のほうは全然ホラーっぽくない雰囲気なんですが、ここまで第三者(流れを客観的に見てコメントするような人物)が出てこないと逆に冷めるっていうか、ちょっと落ち着けっていうか。よもや原因の友人もこんなハードボイルドな展開が巻き起こるなんて夢にも思っていなかっただろう。善悪とかその後どうすんだとかそういう話はさておきて、最後の青春っぽい一コマで無理やり収めようとしている意気込みは結構すき。勢い(だけ)の映画でもある。

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オール・ユー・ニード・イズ・キル (2014年)

POINT:- 漫画読んでから見たからちょっと違和感。

あらすじ:
近未来、人類はギタイと呼ばれる侵略者と戦っていた。情報官のはずのケイジ少佐は前線に送られてあっさり戦死、ところが、気が付くと着任の朝に時間が巻き戻っていた。
監督:ダグ・ライマン キャスト:トム・クルーズ、エミリー・ブラント、ビル・パクストン、ブレンダン・グリーソン、ノア・テイラー


繰り返し系の王道の話で、ストーリー自体は王道で面白い。ただし、漫画版とは最初からシチュエーションがだいぶん違う、特に中盤以降は全く違い、もはや時間がループすること以外の共通点はなくなるレベル。全然別作品のSFアメコミと考えるとまあ悪くない。うーむ、原作者でこれでいいのかとも思わなくもないけど、アメリカ人的にはこっちのほうがうけるのかな。ともあれバトルして順調に強くなり、フフンっていう感じになるのはまあある意味爽快でもあり、鼻につく感じでもあり、トム・クルーズだからこの笑顔が許されるんじゃないか感。襲い来る侵略者によるスターシップ・トゥルーパーズ的な絶望感はとても素晴らしい、ごちそうさまでした。あと、時間短縮の演出も割と好き。SF的な見せ方はそこそこうまい気もする。原作にこだわらないトム・クルーズかSF好きな人向け。

感染創世記 (2010年)

POINT:- 創世感はない。

あらすじ:
ゾンビがあふれ出して7か月たち、人類は都市にこもりゾンビと戦っていた。過激な自警団が組織され、ゾンビを駆逐しようとしたが、マスコミはこれを批判する。ジャーナリストのジュリアンは批判を浴びる自警団の正当性を報じるため、自警団に加わりドキュメンタリーを撮影するのだった。
監督:リース・イヴネッシェン キャスト:エミリー・アラトロ、ライオネル・ボードラル、コリン・パラディン、エリン・スチュワート、トム・パーキンソン


創世記というよりは28日後とかそういったテイスト。生き残った人類がゾンビに対してどう対応していくか、っていう視点で、ゾンビと対峙する人々を守ろうとカメラを撮るっていう話。被写体はゾンビじゃなくて自警団の人々なので、いまいちゾンビ映画感はしないし、地味です。ゾンビは隣人か、丸太か、獲物か。こういう考察する方向性っていうのはわりと面白いと思うんですが、そもそもゾンビは人を襲うわけで、街中に人食い虎がいると保護しようっていうより隔離するか対峙するんじゃないかなっていう。家族とか知り合いとかでなくゾンビ一般を保護しようとするのは不自然じゃないかと思うんですよ。あと、人型のものを殺していると、人を殺す抵抗ってのはなくなってくるんだろうなって思った。

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ロード・オブ・セイラム (2012年)

POINT:― 微妙な違和感。

あらすじ:
昔魔女裁判で7人の女性が処刑されたセイラムの町。女性たちは当時の判事らに呪いをかけた。時は移り現代、判事の子孫はラジオDJをしており、そこに古ぼけたレコードが送られてきた。
監督:ロブ・ゾンビ キャスト:シェリ・ムーン・ゾンビ、ブルース・デイヴィソン、ケン・フォーレ、パトリシア・クイン


おどろおどろしいし、所々グロいんだけど、なんとなくピンとこない感じ。呪いの根源は昔のセイラム(田舎町)なのに、表現がそういう雰囲気じゃない。ポスターから血が流れたり、キッチンの隅に裸のBBAがいたりって、こういうホラー的演出が現代的過ぎてセイラム感がないよ。「セイラムの魔女」っていうキャラクターにリアリティがないっていうか。なんていうか、TVから出てくるとかPC通じて見えない誰かが呪ってるというならともかく、属性と呪い手法がマッチしていない感じ。桃太郎がサブマシンガン売ったりネットでウィルスばらまいたりしないだろっていうような違和感。でもセイラムの魔女より現代のBBAのほうが暴力的で怖い件について。なんかちぐはぐなんだな。あと、素っ裸の中年の女性がたくさん裸で登場するので、いろいろと微妙な感じがする。

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エビデンス全滅 (2013年)

POINT:☆ 見返しても面白いのかも。

あらすじ:
ラスベガス郊外で事故が発生する。バスは横転して燃え上がり、複数の無残な死体と、2人の生存者が発見される。警察は被害者が撮影したと思われるビデオを検証しながら犯人を探る。
監督:オラトゥンデ・オスンサンミ キャスト:スティーヴン・モイヤー、ラダ・ミッチェル、ケイトリン・ステイシー、ハリー・レニックス、スヴェトラーナ・メトキナ、デイル・ディッキー


どっちかっていうとミステリーな布陣で、犯人は誰かとか刑事らが事件を解明する様を追っている作品。似たような作品はたくさんあるけれども、埋もれるほどではない出来。事件自体は終わっているという体なので、怖くはない。POVで手振れ&暗い映像が多いのもミステリーとしては悪くないのかもしれない。最後のスピード感はなかなかよかった。後から考えるとなんか不自然なところもちょくちょくあるんですが、その辺はスピード感でカバーしている感じ?これ今後どうすんのよっていうあたりは気になりますが、愉快犯ってこんなものなのなのかも。

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思い出のマーニー (2014年)

POINT:★ 全体的にきれいな感じ。

あらすじ:
杏奈は幼少のころ両親を亡くし、里親と暮らしていたが、人間関係がうまくいっておらず、ぜんそくの発作も出ていた。安奈は夏休みの間田舎で療養することにし、そこにあった洋館にデジャヴを感じる。
監督:米林宏昌


ジブリっぽい冒険とかはないので、冒険を期待するとはずす。冒険は皆無。盛り上がりはあんまりない、思いでぽろぽろ程度の盛り上がりだが、ジブリの穏やか路線の話の中では面白い気はする。。内容は違うけど小公女セーラとかそれ系のしっとりとしたちょっといい(?)話です。子供の嫌な部分は嫌な部分で出しながら、最後にいい話(なのか?)にまとまってるところは嫌いじゃないのだけど、地味といえば地味なので、人を選ぶと思われる。割と内面の表現に注力されていて、セリフの一言とかも心情表現としてうまい。手前にいる人の声を小さくするとかの表現が面白いし風景はきれいでした。

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映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~  (2018年)

POINT:― コンパクトな日常。

あらすじ:
しんちゃん達はマサオ君が中華街でプニプニ拳を習っているのを発見し、一緒に弟子入りすることになった。そのころブラックパンダラーメンが売り上げを伸ばそう(?)と画策していた。
監督:高橋渉


話が日常から始まっていて、宇宙に行くわけでも他国を侵略するわけでもない、中国に入って竜はでるけど。悪の組織的なものは出てくるけれども、なんだかスケールが小さい。というか、この人たちはラーメンの売り上げを伸ばすのが目的で、副作用に目をつぶっているだけで、人を害そうとは思ってないんだよな多分。それを暴力的手段で解決するという。よく考えるとアンパンマンとばいきんまんの構図に似てるような、うーん。構造的には面白いのかもしれんとか、深く考えると結構深い話なような気はするんですが、あんまりクレヨンしんちゃんで能動的に深く考える気にならない罠。大人向けターゲットも設定するのもいいんですが、もう少しパッと見てすぐわかるようなギャグなりアクションなり派手なものを期待していたんだなと思った次第です。最終的には何と戦っているのかよくわからない終わり方になる。なんとなく全体的に不協和音を感じたんだけど、その辺が好みがわかれるのかもしれない。

ジョン・ウィック (2014年)

POINT:★★★ 激しいキャラ立ち。

あらすじ:
ジョン・ウィックはたまたま強盗に車を奪われ、愛犬を殺される。ので、執拗に強盗を追いかけて復讐する。
監督:ティム・バートン キャスト:マイケル・キートン、ジャック・ニコルソン、キム・ベイシンガー、ジャック・パランス、パット・ヒングル、ロバート・ウール、マイケル・ガフ


キャラもの映画で完全なキャラ勝ち。キアヌのストイックで必死な感じがなんかすごい。最初から主人公のジョン・ウィックはどこかおかしいのですが、映画の中では悪役の役どころではないという描き方が映画の構図として面白い。いや、ジョン・ウィックの迫力からどう見てもジョン・ウィックが悪役に見えます。強盗の「運が悪かった」としか言えない。気づかず地雷を踏みぬいた強盗が哀れ。映画内で特に説明はないのだけど、コインとか映画館内での小道具がニヤリとさせる。アクションたまに中だるみするので最後のバトルはいらん気もするけど、結構特殊なキャラ萌え映画。迫力がすごいので、キアヌ推しの人以外でも面白いと思われる。

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  • Author:zipna
  • 好:特撮・スプラタ・サイコ・アメコミ・サスペンス・ホラー
    2015年から4日に1回UPに変更。

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