それでもボクはやってない (映画)

3.2点 コメディ色はない。
それでもボクはやってない スタンダード・エディションそれでもボクはやってない スタンダード・エディション
あらすじ:
会社の面接にいそぐ徹平は電車の中で女子高生に痴漢と間違われる。誰も味方のいないまま徹平はボクはやってないと主張し続ける。
監督:周防正行 キャスト:加瀬亮、瀬戸朝香、山本耕史
それでもボクはやってない
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周防監督といえばshall we ダンス?なイメージですがこれはほのぼのLOVEとかそういうのはほとんどなくて淡々と話が進むのでshallweを期待した人は面食らうかも。けれども実に脚本が素晴らしくていつのまにか話しに引きこまれている。特に秀逸なのがラストで、んーいっちゃうとネタバレになるんで控えますがああ、うまく乗せられてしまったと実感。脚本がうまい事を気づかせないほどのうまさですね、実に自然でちょっとびっくりした。映画の印象的には最期まで目が離せないものの静かな作品なので裁判物にありがちな白熱した議論というのもなく、そこが逆に日本的だなという雰囲気なんですがあまり裁判物の映画という印象ではないかもしれない、寧ろキャラがはまりすぎてて舞台的な印象かも。そこが見所なんだけどなんともいえないショボくれた加瀬亮を中心とし非常にどのキャストもはまってて(瀬戸朝香は気負いすぎ?)、裁判官とかそれぞれの心情も実に丁寧に織り込まれているので日本の裁判の現状という意味では大変わかりやすく優れた作品。誰かが悪いという視点はパッと見全然ないし結局のところ日本の裁判制度が今のところ精一杯やってこうなのだ、というソフトな主張。ソフトだからこそ余計日本人には堪えるのだけどその手法自体が日本的で確かに精度が全然違う外人には滑稽かもしれないね。難しいなあ、痴漢冤罪ってきっと凄くたくさんあるんだろうなあ。
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最近あんまり小説よんでないなぁ。
なんとなく星新一のコビトの話っぽいなあと最近。
ぁこの映画ではなくて。

この映画って、キノの旅Ⅴの人を殺すことができる国って話とか、東の海神西の滄海って小説とかと、少し似てるとこのまえ思いました。
どうでも話で申し訳ないです。

うーむロマンポルノはみないですね。
どうもなかなか手が出なくて。

豊田監督は青い春を見ました。松本大洋原作ですがなかなか斬新なのでおもしろかったです。空中庭園はみてないな。そのうち見ようとおもってるのですがなかなか機会がない、そのうちみようっと。気になってはいるんですよねあの評価のまっぷたつっぷりが。
瀬戸朝香さんはドラマでも弁護士だったのか。何かの番組で周防監督が女性としての視点は必須だったといっていたのだけどどちらかというともの凄いフェミニスト臭がしてちょっと閉口したかも。

日本の裁判制度でこの場合は刑事裁判ですが裁判官がアル意味検察側に立たなければならないようになっている事情というのも描かれています。そのへんの描き方が実にうまい。そういえば導入されるとかいう陪審制になればまた変わってくるのかとは思うのだけど日本人に陪審はあわないと思うんだよなあ。アメリカ人のように確固とした正義は正しいという理念が日本人にはない。

この映画は周防監督のほぼ10年ぶりの新作ですね
私はシコ踏んじゃった
見たような気もするし見なかったような気もする
周防監督がロマンポルノ時代に撮った作品はレンタルビデオで借りてみたことは確かです
シュールな作品でしたね
タイトルは確か「兄貴の奥さん」だったかそんなの
今思うと後年の周防監督の芽がすでにそこにありましたね
一度ご覧になってみてください
日本映画を代表する監督といえば周防監督という風になってきましたね
他に誰がいるかなあ
空中庭園を撮った豊田利晃監督はこれ一作しか見ていないけどよかったです
瀬戸朝香さんはたぶん弁護士役で出ているのだと思うけど
彼女はテレビドラマ「離婚弁護士」で天海祐希のライバルとしてキャラの立った(というのか?)、エリート臭をプンプンさせる若手弁護士を演じていたのでねその延長線上の演技だったのでしょう
周防監督はなぜか役者さんと結婚する人らしいので、瀬戸とのロマンスもあるかもしれませんね
日本の裁判制度に関しては、一生懸命ゆやってこれだけっていうのは確かにそうだけど
裁判制度の目的が民衆(古い言い方)のためのものではない
ってことがあると思います
トルストイが『復活』の中で言っているように、裁判制度はブルジョア階級(やはり古い言い方)の既得権益をどうしたら守ることができるかを第1に考えた上で運用されている
その証拠に裁判官は退官後大銀行の顧問になったり、検事は公証人役場の公証人になったりする

ハリウッド版はジェニファー・ロペスの強いプッシュがあってソロのダンスシーンが無理矢理入ってるとかそういう権力構造もいろいろあって不自然な作りになってる部分もアルらしいとかそういう話をききました。どうなんだろー。日本のは日本人的なほのかな恥じらいがときめきです。

それボクですが特に映画館で見る必要性は感じないかも、大画面で見る必要もないと思うし映画館の雰囲気がプラスになる映画でもないと思うので。急いでみたいわけではないならおうちでもいいんじゃないかな。

周防といえばしこ踏んじゃったとかも

ハリウッド版のシャルウィを観て、周防監督の日本的な部分を感じていました。
面白そうなのだけれど映画館嫌いを押して見に行くべきかDVDを待つか考え中。

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