おくりびと 9/13公開 (試写会)

POINT:- 泣こうと思えば泣けなくもない。
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あらすじ:
オーケストラが解散し、妻とともに故郷の田舎に戻った大悟。たまたま手にした求人広告の「未経験・高給・旅のお手伝い」を見て旅行代理店と勘違いして面接に行った先が納棺師で、流れで納棺師の職についてしまう。
監督:滝田洋二郎 キャスト:本木雅弘、広末涼子、山崎努
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納棺師って初めて聞く仕事だが、この映画の感動ポイントとしては納棺師という珍しさに負う所が多いと思う。納棺というとやっぱり死関連だし、それにまつわる家族の最後の別れと、その死に纏わる職業の葛藤、というものを描けば場面が新鮮な分多分泣ける話になってしまうんだ。って書いてるあたりつまり私は泣かなかったわけですが、物凄く違和感を感じた部分がいくつかある。一つ目は最後の泣きポイントが納棺師に特別に関連がないのに(ある意味普遍的なテーマな作品)納棺師であるから、という言葉に不自然を感じる部分、でもこれはわりと瑣末なことで、場面だけを取ると結構泣けるシーンではあると思う。一番違和感がでかかったのは妻で、最後のシーンもそうなんだけど妻のポジションがよくわからない(寧ろ広末の印象に残ったのは過度なパンチラ)。半分ネタバレですがまあ劇場予告にもオープンになってるからいいとして、最初妻は納棺師を卑賤な職業として蔑むんですよね、でもいつのまにか素晴らしい職業だと思いなおすようになる。この辺は特に理由が示されなくても展開上特に齟齬はない部分なんですが、個人的には物凄く気持ち悪いと思った部分で、この映画は納棺師という死に纏わる職業と死別を扱っているわりに死自体については向き合ってない(映画としては別にそれでいい。基本的には傍観(職業)的な立場で納棺師を描いているのに唐突に主観的に混同する、この辺がどうも相容れない。でもそもそもの原因は世の中が死を切り離してる部分にあって、そもそも現代人にとって死(特に死体)っていうのが随分曖昧なイメージで、主人公のように死体を見たことがないっていう人が結構いるわけだ。それなのに納棺師という形式を介して他人の死別に関して、また納棺師という単に死に関わる職業というだけで貴賎を問う、そういう行為がとても表面的で、死ってそんなに簡単に扱っていいものかね、と思う。だから妻が心変わりをしてしまうのを簡単に描けるわけなんだけど、個人的には妻の葛藤を描いてこそな作品ではないかと思った次第。
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