こんなに近く、こんなに遠く (BS) 2004年

POINT:★★ 砂漠こえぇ。
あらすじ:
大都市で優秀な脳外科医として家族を省みず名声を得ていたアーラムの手元に1通のレントゲン写真があった。それは息子の脳疾患を示しており、息子の命がもう残り少ないことを語っていた。誕生日のプレゼントを片手に家に着いたアーラムの前に息子は前日砂漠に天体観測に出かけたと家政婦は告げる。
監督:レザ・ミル・キャリミ
非常に救いがたいシビアな話で父が息子に会いにさまよう中で他の色々な人々にも触れ、っていう部分で多分ロードムービーなんだけど、ロードムービーっぽい投げっぱなしな雰囲気はあんまりない。それは多分旅の目的(アーラムの葛藤も見所)はともかく終わりがはっきりしているので、ある一定の方向に沿った見方をせざるを得ない部分からくるのだけれども、テヘランの都市部を出発しながら砂漠へ赴くアーラムの軌跡もテーマと合致しててストーリーを追いやすい。出発から砂漠へ至る道すがらアーラムの人生(?)は色んなものをそぎ落としつつゆるやかに変調していくのだけど、普通ならここで終わりそうな先にいってしまうのがエンド間際の15分。確かに途中途中で前兆や暗示は明示されているし分かれ道なんて決定的なんだけれどもある意味価値観が転換するレベルで、こう話が展開するとは思わなかった。そういう意味でひょっとしたら非常に明るい映画なのかもしれない。人生って多分色々そぎ落とすととてもシンプルなのかも。それにしても砂漠は恐ろしいですが、場面場面の風景もとても綺麗でした。いやぁ砂漠怖いよ。あと都市部とその他の社会の違いってのの描き方、まあ旅の軌跡でもあるんですが、その道すがらがアーラムの主観だけでなくて客観的にもなんかとても面白い。
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