ホーボー・ウィズ・ショットガン (映画)

POINT:★ ルドガーハウアー燃え。
あらすじ:
ホープタウンに初老の流れ者がたどり着く。その町はヤクザ者ドレイク一家が支配し、人々が希望を失って暮らしていた。流れ者もゴミを拾い、ひっそりと生きていたが、雑貨店を襲った強盗をショットガンで撃ち殺してから、悪い奴を見つけて世直しをするようになる。
監督:ジェイソン・アイズナー キャスト:ルトガー・ハウアー、グレゴリー・スミス、モリー・ダンズワース
ホーボー・ウィズ・ショットガン公式
ルドガー・ハウアーはブレランで一躍有名になり、ヒッチャーの怪演によってマニアの心をガッチリ掴み、そして以来なぜかいい大役に見舞われず(脇役としてはいい演技をしている)今に至るというある意味不遇な役者さんの何十年かぶりの主演映画です。そもそもこの作品はグラインドハウスのフェイク予告の映画化で、そもそもB級を予定されている映画なんですが、マチェーテと違って個性あふれる役者の人気に止まることなくノンストップバイオレンスとしてもまじめにつくってある(?)。実際グロシーン満載なのでスプラッタ苦手な人は無理そうですが、80年代インスパイアらしく割とチープでどことないコミカルさも醸してます。この映画の見所は躊躇なくハウアーが悪役をショットガンで打ち抜いていく所、といっては身も蓋もないですが、世直しをしようという手段が甚だ暴力的な点でそのへんよく考えると面白い。結局彼は何者であったのか、街の中では固定化されていた価値観を変化させたのは街の外から来たなんの力もない縁もゆかりもない浮浪者だった、からこそカタルシスが生まれるという社会構造もなかなか興味深い所だね。パパドレイクがブライアン・ダウニーじゃなくてウィレム・デフォーなら屈指の名作になってただろうなぁ。ルドガー・ハウアーも好演していたが、ヒッチャーの時の怪しい目の輝きはそれほどでもなかった点がやや残念だった(そもそもあまりカメラに目線あわせてなかったけど)。こういうハードボイルドな話に合う荒れた画像と、荒廃した街ぴったりのすさんだBGMもなかなか素晴らしい。それにしても80年代風のバイオレンスな新しい作品を作る事は差し控えられているのに、画質を落として80年代を彷彿とさせるリスペクト映画なら作られるっていうのも変な話だよな。
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