慟哭 (本)

POINT:★ どんでんがえし?
慟哭 (創元推理文庫)慟哭 (創元推理文庫)
あらすじ:
連続幼女誘拐事件が勃発する。事件を担当する若手警部は、後手後手に回る捜査を批判するマスコミから私生活まで追われるようになる。
貫井徳郎
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捜査側と犯人側の二つの側面からストーリーが展開する話で、犯人ストーリー側では犯人の名前はわからないようにはなっているんですが、読んでてなんとなく犯人が誰かわかってしまう。そもそもストーリーとしてはあまり推理させる系の話ではなく、どちらかといえば犯人が犯罪を描く過程を時系列を工夫して描いた人間ドラマだろう。そして確かに後味が悪いし解決もあんまりスッキリするわけではないので、解決の面白さというのはあんまりない。作品のキモは犯人の転落人生っぷりであるが、どことなく淡々としているというか、慟哭というほどの熱意はあまり感じられないのかも。しかしそれなりにうまく複線を貼ってあるし読みやすいのでなかなか面白い作品ではあると思う。それにしても帯とかで「どんでん返し」を煽れば煽るほど、結末が残念になっていくのでこういう風潮はどうなのか。
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『慟哭』

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