鉄鼠の檻 京極夏彦 (本)

POINT:★★ 仏教ぽいお話。
文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫)文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫)
あらすじ:
京極堂が箱根の辺りで発見された書庫を調べにいくというので、関口は細君らとともに箱根の宿に出かけて逗留する。のんびりと過ごしていた関口だが、宿の中庭に突然僧侶の死体が現れる。
京極 夏彦
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久しぶりに分厚い本を読んでみる。本作は禅や悟りのお話がメイン過ぎてストーリーの他のパーツが若干薄まっている印象。たとえば京極堂と寺の人々しか直接のストーリーに絡んでこず、関口や他のメインの登場人物がある程度放置されている感があるなど。ストーリー的には色々な宗派から見た禅的な話が色々詰め込まれていてその部分は大変興味深いし個性豊かな坊主達によって其々の考え方の対比が割と明確なのがなかなか面白いところ。ただこういった宗派の違いが面白いと感じられるかどうかがこの作品が面白いと感じるかどうかの分かれ目な気がする。ぶっちゃけミステリーだとしたら、ストーリー上に限ればこういった解説は必要ないあたりが違和感を感じるところか。確かに禅の話としては面白いんですが、禅と謎が直接絡んでいるわけではないので(絡んでいると言えばいえるんですが)、ミステリー作品と考えると謎がとかれてもいまひとつすっきりしない。寧ろミステリーにする為に若干無理をしている感じがあるかも。
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