パコと魔法の絵本 (DVD) 2008年
POINT:- 中島哲也だと思ってみると面白い。
嫌われ松子とかと同じテンションなので、そういう作品として見れば割と面白い。ただ本作はたぶん子供向けな作品として公開されてた気がするんですが、ターゲット層は子供ではないと思う。というか子供向けに作っていない。子供(パコ)そっちのけで大人の話ばかりしてるし、大人と子供の両方を狙ったせいか持ち味の毒が薄くなってる気もする。子供受けを狙って現実の毒の部分を薄くしたんだろうなあとは思うんですが不自然さがない分幻想の毒だけ浮いてて却って不自然って言う妙な違和感がある。ただ演出的には全体的な雰囲気が原色系で結構好き。インドっぽく踊りのシーンから始まり、ファンタジーっぽさで溢れているので、雰囲気的には明るく可愛いい(まぁ表面は綺麗だけど実は黒いっていうのがこの監督の持ち味でもある)。ただ改めて見ると邦画のCGって、舞台劇っぽい感じというかスペースの使い方が小さいなあと思った。壁はファンタジーになってても天井はそのままとか、どうせなら全部加工してほしかったかも。
![]() | パコと魔法の絵本 通常版 [DVD] あらすじ: パコは精神病棟に住んでいた。毎日周りの奇妙な患者達と供に暮らしていたのだけれど、パコは事故のせいで翌日には前日の記憶を失ってしまう。周りの患者達はそれでも何か、パコにのこせるならばと劇をすることを思いつく。 監督:中島哲也 キャスト:役所広司、アヤカ・ウィルソン、妻夫木聡、阿部サダヲ、加瀬亮 商品詳細を見る |
嫌われ松子とかと同じテンションなので、そういう作品として見れば割と面白い。ただ本作はたぶん子供向けな作品として公開されてた気がするんですが、ターゲット層は子供ではないと思う。というか子供向けに作っていない。子供(パコ)そっちのけで大人の話ばかりしてるし、大人と子供の両方を狙ったせいか持ち味の毒が薄くなってる気もする。子供受けを狙って現実の毒の部分を薄くしたんだろうなあとは思うんですが不自然さがない分幻想の毒だけ浮いてて却って不自然って言う妙な違和感がある。ただ演出的には全体的な雰囲気が原色系で結構好き。インドっぽく踊りのシーンから始まり、ファンタジーっぽさで溢れているので、雰囲気的には明るく可愛いい(まぁ表面は綺麗だけど実は黒いっていうのがこの監督の持ち味でもある)。ただ改めて見ると邦画のCGって、舞台劇っぽい感じというかスペースの使い方が小さいなあと思った。壁はファンタジーになってても天井はそのままとか、どうせなら全部加工してほしかったかも。
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